偉そうにするな



これ。



多分小学校や中学校で、みなさんも経験したことがあると思う。ざわついた教室を、金切り声で切り裂くヒステリックババア。言うことを聞かない子どもたちに対して癇癪を起こして、「もう知りません!」と涙ぐんで、教室のドアを荒っぽく閉めて職員室へ逃走していく。



しばらくすると、子どももババアも落ち着いて、和解する。「もう二度とこんなことをしないでください」と釘を差して、その場は丸く収まるのだが、このあるあるな光景、よく考えたら理不尽なのである。




たしかに、授業中に騒がしくするのは良くない。それを注意して静かにさせようとするのは、教師としてやらなくてはならんことには違いない。




おかしいのは、感情的になって目的とはズレた指導をし、現場を離れてしまうことである。これは、学校という特殊な環境だからできるズルい技であり、根本的な問題解決にはなっていない。




例えばあなたがコンビニ店員だったとする。お客様が、利用側として不適切な対応を取られた時。そうだなー、カップ麺1個しか買ってないのに、「箸を20人分つけて」って言われたことにしよう。



まずは勿論断る。このファーストステージが、教師で言う最初の「静かにしなさい」である。ここまでは良いだろう。
ただ、向こうも引き下がらない。
「なんで?いっぱい箸あんじゃん。いいからくれよ」
とごねる。子どもが注意を聞いてくれない状況がこれだ。



ここで、次のステップに無意識に進むはずだ。
「申し訳ないですけど、1つの商品に1つの箸しかつけられないんですよー」と再説得するか、あるいは場合によっては上司、同僚に相談することになるだろう。




ところが、学校のヒステリックババアはその過程をぶっ飛ばして、「そんなこと言うてめえにはカップ麺売ってやんねえから!」と、叫んでレジから立ち去る。つまり、販売そのものを拒否してしまうのだ。そんなことをしてしまえば、当然客は困惑するし、最後には怒ってしまう。最悪の場合、こちらがクビになりかねない。客と店員の力関係がある程度釣り合いが取れているからこそ、こちらは対応に慎重になるのだ。



ババアが教育現場でやっていることは、立場の弱い子どもたちを、理不尽な発言でねじ伏せ、自分の指導力(説得力)の弱さを積極的に肯定してるだけである。自分の言うことを聞かないのを、子どもたちのせいにして「感情的」に怒鳴り付ける。




しかも、誰にも相談せず、独断でそれを行ってしまう、プライドの高い人間が、この界隈には多い。箸を多く渡すのを拒否するのが目的だったのに、いつの間にか商品を売ることを拒否して、本来の指導の目的さえ見失ってしまう。



子どもたちは、未熟である。それがゆえに、正しい方向に導くのが教師のお仕事だ。なのに、こういう形で未熟さを自分から露呈してしまうのはあまりにも浅はかだ。たちが悪いのは、このような指導が慣習で常識となってしまっていること。学校あるあるとして定着していること自体、本来なら恥ずかしいことなのである。



教師として威厳はもちろん大切だ。でも、子どもの尊厳はそれ以上に大切である。
偉そうにするな、同じ人間なのだ。俺は人として尊敬される教師でありたい。